インドア派必見!外国のお正月で食べられているものは?
大晦日は年越しそばを食べ、お正月はおせちやお雑煮を食べて過ごす。こたつもあれば最高!これぞ日本の新年の過ごし方ですが、では海外ではどのような料理を食べて新年を祝っているのかご存知ですか?
新年はゆっくり部屋デートで過ごしたいという方に、手軽に準備できそうな海外の新年料理をここでご紹介します。今年は年越しそばやおせち代わりに、こんな食事も楽しんでみませんか。
大晦日・スペイン
日本では新年を108回の除夜の鐘で迎えますが、スペインではマドリードの時計台の鐘が12回鳴らされます。この鐘の音にあわせて12粒のぶどうを食べるというのがスペインの新年の習わし。12粒のぶどうには「幸運を呼ぶ」という言い伝えがあり、頑張って12粒を口に詰め込むのだとか。
この鐘の音は日本でもYouTube動画などで見ることが出来ます。新年の瞬間には大勢の方がLIVE中継してくださっているようですから、年越しそばの後のデザートにピッタリかもしれませんね!
お正月・フランス
部屋デートに欠かせないものと言えばやはりお菓子。どこかにお正月を代表するお菓子はないものかと探していたら近いものがフランスにありました。日本でもよく食べられるガレットの一種、ガレット・デ・ロワを食べる風習があります。このお菓子はパイの中にアーモンドクリームとフェーブという小さな人形を1つ忍ばせておき、紙で作った王冠を乗せたものです。切り分けて食べた時にフェーブが入っているパイが当たった方に1年間の幸せが訪れると言われています。
厳密に言えば公現節(1月6日またはその後の日曜日)というキリスト教の記念日に食べられるものなのですが、その辺はちょっとだけ目を瞑りましょう。
大晦日〜お正月・イタリア
続きましてはイタリア。意外なことにイタリアでは大晦日や新年にソーセージを食べているとのこと。ソーセージと言えばやはりドイツで、イタリアだとチョリソーやサラミというイメージが強いのですが、ここで用いられるソーセージはコテキーノという豚の腸にひき肉を詰めた日本でいう粗挽きのソーセージ。またはザンポーネという豚足にやはりひき肉を詰めたソーセージが用いられます。
このソーセージにレンズ豆を添えた料理がイタリア流の縁起担ぎ。豚は健康祈願と財産が増えるという言い伝えから、レンズ豆は幸運とお金の象徴という意味合いから。新年に健康と商売繁盛を願うという訳ですね。
如何でしたか?今回は仕入れが手軽そうなものを選んでみました。強いて言えばレンズ豆の入手が少し難しいかもしれませんが、袋入りのものや缶詰のものがAmazonで数百円で売られていますので、もし年末にAmazonを利用する予定のある方はご一緒に如何でしょうか。せっかくの新年ですから縁起を担いだ料理を食べながら、ごゆっくりお過ごしくださいね!