15.さらにヤリトリを深めていく~タイミングと時間帯~
基本編では、相手への初めてのメール送信のタイミングや時間帯について述べましたが、本書「ヤリトリ編」では、継続的にヤリトリを深めていく上での、ヤリトリのタイミングや時間帯について解説します。
定期的なヤリトリの考え方
まず、『相手と定期的なヤリトリがある』って、どういうことだと思いますか?
日に何回、週に何回、何曜日と何曜日にメール…… そんなふうに考えがちですが、
実際に付き合ってる2人ならともかく、『友達』『メル友』段階では、曜日・回数など決まりを作ることはなかなか出来ません。
例えば、食事や映画、遊びなどの約束事の場合は、“事前→当日→翌日”ぐらいの間にメールは集中しますし、仕事や人間関係の相談事などの場合は、その日その晩に集中します。
ですから、もし2~3カ月の間に、一度でもイベントや食事に行ったり、相談事で話したりしてれば、少なくとも10~15通はやりとりすることになります。
そういう状況なら、充分に『定期的にメールしてる間柄』と言ってもおかしくありません。
いついつに必ず ヤリトリ! という決まりよりも、気軽に送信したり返事をし合える関係を築くことが、継続的なヤリトリの秘訣なのです。
ヤリトリを深めるタイミング
日時の決まった約束事の連絡なら、お互い『即レス』には抵抗はありませんが、
日常の雑談や趣味話、ちょっとした報告などの場合は『受信する相手に委ねる』が基本です。
気づいた時に読んで、余裕のある時に返事してくれればOK ! というぐらいの気持ちでいてください。前のメールから1週間ぐらい空いてるぐらいのタイミングで充分です。
もし、前に相談事などの集中的にヤリトリをした場合は、2週間以上空けても構いません。
「この前は、ちょっと盛り上がったなあ…」「色々話し込んだなあ」と相手が思い出し、「そう言えば、最近来ないけど…」と思うぐらいのタイミングです。
くれぐれも、遊びや食事に行った翌日のお礼メールの直後に、次のアポを狙うようなメールで追い打ちをかけたり、相談事で密度の濃いヤリトリがあった翌日に、また密度の濃い話を振るようなマネだけは避けてください。相手が、「何か、この人調子に乗ってる??」「ちょっとしつこい ! 」と感じてはヤリトリは深まりません。
『適度に間隔が空いても、メールを楽しめる人』そういう存在でいることが大事です。
送信の時間帯は要注意 !
継続的なヤリトリをさらに深めていく為にも、送る時間帯は重要です。もちろん『相手の事を考えて』が基本。
こちら都合の送信が、「何考えてるんだろ?」「デリカシーが無いなあ」と思われては、ヤリトリを深めるどころか、その瞬間に終わってしまいます。
基本編で紹介した、初めての送信の場合と異なり、相手のライフスタイルも少しはイメージできる段階なので、それに合わせた時間帯を選択するのがベターです。
メールの時間帯について、仕事をしている女性の多くが、「昼休みと退社後が一番都合よい」と言っており、続いて「就寝前」中には「朝もOK ! 」という人もいます。
例えば、働いている女性の生活スタイルをイメージすると、朝起きて出社前まではかなりバタバタ(食事、化粧、身支度)、帰宅後すぐもまたバタバタ(着替え、お化粧落とし、お風呂、部屋掃除など)する人が多いでしょう。自宅で本当にゆっくり出来るのは、就寝前だけかもしれません。相手を煩わせないことを考えるなら、昼休みと退社後、朝通勤中と言うのは、なるほど都合良い時間帯なのです。もちろん休日も含まれます。
そう考えると、
-
・日時の決まった約束事確認や、相手の答えを早急に要する内容
→ 相手の朝通勤中、昼休み、退社後、場合によって夜もアリ
・日常ネタ、雑談程度、予定の確定してない先の話など
→ 相手の昼休み、退社後、休日
・是非とも相談したい、意見を聞きたいヘビーな内容
→ 相手にもよるが、退社後軽く触れ~夜や休日に改めて
という時間帯のヤリトリが、一番相手に対してストレスを感じさせないでしょう。
朝バタバタして、人混みの中、通勤。そんな時、
♂「実は今、会社の上司のことで悩んでて・・・」
とメールが ……
また、休日の午後に、友達とショッピング&デザート中に、
♂「好きな音楽は何のジャンル?俺は、Jロック・・・」
とメールが届いたら ……
メールのヤリトリが深まって、さらに継続的に なんて有り得ないことはおわかりでしょう。
(編集部 モテメール班)