第6回:気になる相手の心の中の「自分のポジション」2

「所長! 早速ですが、前回の続きを是非是非、お願いします!!」

「『オレは相手の○ゾーンにいるようだ』とイメージできる指標となるものは何なのかを前回は説明した。だがそれはあくまでも指標であって、100パーセント正しいものではない!!」

「えええっ、それじゃサギじゃ…… そうだサギじゃないですか?」

「六本松くんも最近は口が悪くなったねぇ。いいか、第4回で触れた『女性はタイプでゾーンの尺度つまり面積が異なる』という話を思い出してみなさい」

「あっ、そうか!」

「ふふふ、わかったようだな。つまり相手が外交的・社交的タイプであれば、一見AゾーンやBゾーンに置いている相手に対してするような振る舞いに見えても、実際はCゾーンだった、ということもあるのだ。反対に相手が内向的タイプであれば、所詮Cゾーンでしかなさそうだとがっかりするような態度をとられても、実際はBゾーンに入っていた、ということもあり得るんだ」

「なるほどォォォォ!! でも、話がどんどんどんどんどんどん…..ややこしくなっていきますね……。正直、もうついていけるかどうか……」

「ふん、だったらまたフラれ街道に戻るんだな。それにこういうことは、ある程度慣れてしまえば、あとは直感や勘で結構わかるようになるものだよ。そうしたら楽勝、楽勝。何事も身につけるまでが大変なんだぞ!」

「うぅ(涙)、そっ、そうですね……」

「それまでは特訓、特訓の日々なんだよ! ってことで千本ノック!! ……じゃないな、話を戻そう。いいか、まずは相手のタイプを、たとえば外交・社交的タイプか、内向タイプか、不思議ちゃんタイプかなど考え、その上でさらに自分との関係(具体的にどんなことが二人の間に起こっているか)を踏まえ、そこから再度自分のいるゾーンがどこなのかイメージするのだ」

「ハ、ハイ!」

「ではいくつかの実例を、ほれる君に挙げてもらうとしよう。」
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了解しました。 たとえば、ターゲットにした女性が外交的・社交的タイプだったとします。 |
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彼女とあなたとの間に、
●みんなの前で、平気で積極的に |
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というようなことが実際にあった場合、 『自分は彼女のAゾーン、もしくはAに近いBゾーンにいるのではないか』と思いがちですが、 実際には『ただっ広いBゾーン』の中にたくさんいる男友達の一人に過ぎないかもしれません。 |

「なるほど、『相手の中の自分のポジショニング勘違い』ってやつですね。」

「解ってきとるじゃないか!!」
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さらに例を挙げていきます。 今度は、ターゲットとする女性が、内向的タイプだったとしましょう。 |
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こちらへのアクションとして、
●話しかけても、 というようなことが |
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一般的には 『彼女のCゾーン、もしくはDゾーンにいる』と考えるのが妥当ですが、 内向的タイプであれば、『狭いBゾーン内にいる数少ない男性のうちの一人』である可能性もあります。 |
![]() 「わかったかぁ? 要するに、相手はどんなタイプで、どんなゾーニング設定をしていそうなのか、そして今、自分はその相手のどのゾーンにいそうなのかを、よく想像することが大事なんだよ」
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「うん?、君は泣いとるのかね? ハッハッハ! 泣いた泣いた! 泣くなってこんなことで~! 頑張れがんばれ!」

「う、嬉しそうな顔をして励まさないで下さい!」

「じゃ、泣くまで頑張ってるお前にひとつヒントをやろう。想像できない場合はなぁ、周りを見るんだよ!」

「ま、周り?(グスッ)」

「そーだ、相手の女性が自分以外のほかの男性とどういう付き合い方をしているのか、その男性たちは彼女にとってどういう存在なのか(どういう存在に見えるか)を見れば、おのずと想像できるのじゃ!」

「そ、それなら僕にもできそうです……!」

「よっしゃ、じゃあ次回さらに詳しく説明してやろう!」

「また先延ばしー!」
| 研究員紹介 | |
![]() 所長 チビ・デブ・ハゲ・オヤジとモテ要素は何ひとつないのに、なぜか彼女が切れたことのない謎のおっさん。女友達も多い。趣味は女性Watching |
![]() 六本松研究員 マジメ一徹の青年研究員。マジメすぎて、それがお笑いの域にまで達してしまうことも。所長に憧れて研究所入りした29歳。独身 |






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