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編集部ナルミの「教えて編集長!」

【第15回】勇気を持って!

新人社員ナルミの「教えて編集長!」。
第14回は”本当の勇気とは”!?というお話。

日常生活において躊躇してしまう事って、色々とありますよね。
そんな時、イマイチ勇気がもてない…そんな人も多いんじゃないでしょうか。
でも、そういう勇気。恋愛においても一番大切な事なんですよ。
…今回は、そんなお話なのです。

  • ナルミ編集部員:ナルミ
    今年の春、恋タメ編集部にやってきた、入りたてホヤホヤの新入社員。
    明るく積極的な性格が災い(?)して、今回この企画に大抜擢。
    入社一カ月目にして、すでに編集部のマスコット的存在。
  • 編集長編集長:エアロ酢味噌
    泣く子も号泣の、恋タメ編集部の名物”鬼”編集長。
    …とは言え、義理人情に厚く、面倒見も良いので、実は意外にも(?)皆に好かれている。 曲がった事が大嫌い。ちょっと頑固で古臭い一面も…。

Scene 15 朝のオフィスにて…

ナルミ

はぁぁ~。

編集長

おっ、どうした溜息なんかついて。また恋わずらいか?

ナルミ

ちょ……編集長ってば、相変わらずデリカシーがないなぁ!しかも『また』って何なんですかぁ!

編集長

おぉ、すまんすまん。で、いったい何なんだ?

ナルミ

じつは今日、電車に乗っていたときに、目の前に杖をついたおばあさんが立ったんですけど……

編集長

ほぅ、ちゃんと席を譲ったんだろうな?

ナルミ

それが……どうしても勇気が出なくて、結局 声をかけられなかったんです…。

編集長

何だとぉ……!?
このぉ…バッ……バッ…

ナルミ

あ、やっぱり来ましたか……!

ナルミ

でも今回は甘んじて受け止めます!
よろしくお願いしますッ!

編集長

バッカモーン!!!

ナルミ

ひいぃぃぃ!!!!

ナルミ

だ、だって杖はついていたけど元気そうに見えたしし、『席譲ります』なんて言ったら、かえって嫌がられるかなって思って……

編集長

助かったと感謝される可能性だって同じぐらいあるだろうが!

ナルミ

あぅぅ…それはそうですけど……

——世の中いろんな場面で、本人の勇気が問われる。
例えば、仕事で初めての取引先に電話する、あるいは訪問する。
買い物のとき、店員のいないお店で「すいませーん」と声をかける。
体調で気になることがあるので、病院に行く。
ちょっとおせっかいかもしれないけど、危なっかしい遊び方をしている子供を注意する。
飛び込み営業。多くの人の前で何かする……
そんな中のひとつ、『電車でお年寄りに席を譲る』に、私は今日、見事に失敗した。
あぁっ、自己嫌悪……。

編集長

勇気を出して何かやったところで、もちろん、必ず成功するとは限らない。
失敗することだって多いだろう。

編集長

でも、何事も『勇気を出して行動しなければ何も得られない』ことだけは、間違いないぞ!

ナルミ

うぅ…それはわかっているんですけど…。

編集長

高い崖からバンジージャンプするわけでもねぇんだし、何をそんなにビビっているんだ。

編集長

今回のことに限らず、日常生活に必要な『勇気』なんてのは『ひとこと言ってみる』程度のものが殆どだろ。
『気の持ちよう』みたいなもんだろうが。

ナルミ

でもやっぱり失敗したら恥ずかしいですよ。

ナルミ

周りの人の目だって冷たくなるだろうし……

——そうそう、周りの人たちからの視線ってけっこうダメージ大きいんだよね。絶対「やっぱりダメじゃないか」って思われてるに違いない!
中には「ザマァミロ」ぐらい思っている人もいるかもしれない。
……ってこれはさすがに被害妄想か。

編集長

おぅおぅ、ちょっと待て。
本当にそれは恥ずかしいことか?

ナルミ

えっ、どういうことですか?

編集長

『聞くは一瞬の恥、聞かぬは一生の恥』という言葉もあるだろう。
『試しにやってみるは一時の恥、やらぬは一生の恥』だよ。長い目でみれば、本当は『勇気を出さず行動しない自分』がいちばん恥ずかしいことだとは思わないか?

編集長

たしかに、その場では一時的に恥ずかしい思いをしなくて済んだかもしれないが、今のお前みたいに後悔に苛まされてる姿のほうが相当恥ずかしいぞ!

編集長

これでもし、勇気を出して声を掛けていたら、断られていたとしても、お前は胸を張っていられたんじゃないか?

ナルミ

……う、そう言われると……そうですよね。
少なくとも、こんなに悶々とした気分にはならなかったと思います

——やらない失敗よりやってみた失敗のほうが、自分もすがすがしい気分でいられることが多いよね。それと似たようなものかな。

編集長

お前にも分かりやすい例を挙げてやろう。
恋愛にだって、勇気を出さないと始まらないことは多いだろう?

ナルミ

『勇気を出して告白』…とか?

編集長

あぁ、そういうものが代表的だな。

編集長

プロポーズや、相手にしてほしいことを伝えるときなんかもそうだろう。

ナルミ

うえぇ~…。

ナルミ

そう考えるとやっぱりハードル高いですよ…

編集長

そこだ!!

編集長

『でも、やっぱり勇気がないんです』と言う人は、裏を返せば、本当は相手が好きだとか大事だという気持ちより、自分の気持ちの方が可愛いのかもしれないし、無碍にされたり、フラれて自分が傷つくのが嫌だったり……大概そんなもんだってことだろ?

ナルミ

うぅっ…。

編集長

要するに、あくまでも自分中心なんだよな。

ナルミ

うぅっ、ひ、否定したいけど、否定しきれない自分がいる……。

編集長

逆に勇気を持って行動出来る人は、恥ずかしさや、失敗したときに自分がどう思われるかよりも、相手にとってその行動や言葉かけが、どんな意味や価値を持つかという部分にこだわるものだ。

編集長

お前だって、告白されるときぐらいは、『フラれたらどうしよう』なんて後先考えずに突っ走ってきてほしいっていう気持ちがあるだろ?

ナルミ

もちろんです!

ナルミ

『フラれたらどうしよう』なんて考える暇があったら私が喜ぶ告白を考えて!…って思います!

——もちろん、告白で守りになんて入ってほしくない!結果はどうであれ、ね。
守りに入られたとたん、「私とその人の問題」じゃなくて、「その人だけの問題」になってしまうじゃない。
あれ、これって……

編集長

うぅ…仕事では見たことのない程の満面の笑みだな…。

編集長

まぁ、とにかく!だ!
今回のことをまとめるとだな、席を譲るっていうのは、本来はお年寄りにしんどい思いをさせたくないっていう気持ちから来る行為だろ。

編集長

席を譲る自分が周りからどう見られるのかという不安なんて、ぶっちゃけ、二の次でいいんだよ。

編集長

そういう順番を間違えるなってこった!

ナルミ

本末転倒してたってことですね。わかりました!

ナルミ

……あぁ、これでやっと今度の取引先候補に電話をかける勇気が出ました!

ナルミ

私の恥より、ウチの会社とあちらの会社の利益ですよね!

編集長

えっ!?……何だと…!?
あれ、お前、まだ連絡していなかったのかぁ!!?

ナルミ

す、すいません!
どうしても勇気が出なかったんです~!

編集長

やれやれ……。

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