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編集部ナルミの「教えて編集長!」

【第9回】それは趣味なの?

新人社員ナルミの「教えて編集長!」。第9回は、趣味のお話。

皆さんも、趣味はありますよね?
音楽?ゲーム?映画?スポーツ?アウトドア?
趣味に打ち込む男の人は、どことなく格好良いもの。
…でも、皆さんのそれは、本当に趣味ですか?
…今回は、そんなお話です。

  • ナルミ編集部員:ナルミ
    今年の春、恋タメ編集部にやってきた、入りたてホヤホヤの新入社員。
    明るく積極的な性格が災い(?)して、今回この企画に大抜擢。
    入社一カ月目にして、すでに編集部のマスコット的存在。
  • 編集長編集長:エアロ酢味噌
    泣く子も号泣の、恋タメ編集部の名物”鬼”編集長。
    …とは言え、義理人情に厚く、面倒見も良いので、実は意外にも(?)皆に好かれている。 曲がった事が大嫌い。ちょっと頑固で古臭い一面も…。

Scene 9 再び朝のオフィスにて…

ナルミ

おはよーございまーす!

編集長

はぁぁぁ~

ナルミ

うわっ!?
何なんですか、朝っぱらからそんな大きな溜息ついて! 編集長らしくもない!

編集長

おー、ナルミか、おはよう。
はぁぁぁ~

ナルミ

うわっ、なんかこっちまで落ち込みそう!
だから何なんですかってば!

ナルミ

昨日はあんなに張り切ってたじゃないですか。
『異業種交流会に行ってくる。面白そうな奴がいたらスカウトしてくるんだ』って。

ナルミ

…あ、ひょっとしてその異業種交流会で何かあったんですか?

編集長

そのとおり!!!

ナルミ

あ~。やっぱり…。

編集長

いやー、言いたくはないが、最近の若いモンはやっぱりダメだなー

ナルミ

また出た。
今度は何があったんですか

編集長

んー、なんだかなー。
話が浅くて、話していても話した気にならんヤツばかりでな。
話し終わって10秒も経てば、片っ端からどんな顔をしていたヤツだったか忘れてしまう…そんなのばっかりだよ。

ナルミ

……………。

ナルミ

それは編集長の更年期障害では……

編集長

違うわ!!!!
ぶわっかもん!!!!!

ナルミ

じょじょじょ、冗談ですよ!!

ナルミ

でも確かに最近、パンチのあるというか、個性を感じられる人って少なくなっている気はしますよね。

みんな存在感が薄いというか……人のこと言えないけど。
なんででしょうね。

編集長

うーん、話していて思ったんだが…
趣味の問題もあるかもしれん。

ナルミ

趣味?

編集長

そうだ。初対面同士が打ち溶け合おうとするとき、趣味の話題から入ることが多いだろう。

編集長

まぁ、昨日もそうだったんだが……
浅いんだよな~、みんな

ナルミ

趣味に深いとか浅いとかあるんですか?

編集長

もちろんアリだよ。大アリだ。

編集長

たとえば昨日なんかほとんどが『音楽鑑賞』『映画鑑賞』のどちらか。

まぁ、あとは言わないだけで、多分『ゲーム』や『ネットサーフィン』なんてのもあったんじゃないかな

ナルミ

うーん、別に普通じゃないですか?

ナルミ

それに趣味なんて人それぞれ自由でいいじゃないですか。
たまたまみんなと重なっちゃっただけでしょう?

編集長

そりゃ重なるのは別に構わん。

編集長

だが、趣味だと言うのなら、と突っ込んで話を聞こうとすると、みんな意外なほど詳しく話せないんだ。

編集長

こっちとしては、たとえば映画が好きだと言うのなら、その人にとってのいい映画の定義や、チェックしている監督、最近感動した作品やどうしてそれに感動したか、なんてことを聞きたいわけだ。

こちらが映画のことがわからなかったとしても、それで相手がどんな価値観の持ち主なのか見えてくるわけだし。

編集長

…なのだが、みんな『そこまで詳しくは……』なんて言葉を濁す

ナルミ

たぶん、浅いってそういうことなんですね。

ナルミ

それって、趣味じゃなくて『まぁ嫌いじゃないかなってことを言ってみました』って感じですね

編集長

部屋に帰ったらとりあえずパソコンの電源を入れて、BGMっぽくテキトーな音楽を鳴らして 一人で動画サイトを見たおす。

彼女とデートは無難にテレビで話題の映画。
サッカーの代表戦はとりあえずテレビで見るが直接応援には行かず。

話題のゲームソフトが出ると買って、全クリアしないまでもそこそこやる。

電車なんかの移動中には、ゲームしたり、ヘッドフォンで音楽聴いたり…….なんて若者像が、思わず浮かんだよ…。

ナルミ

はは、私も浮かびましたー……。
それって絶対趣味じゃない…ですね。

編集長

さっきお前も言ったが、そもそも趣味なんて道楽なんだから、人それぞれ自由なことをやっていればいいというのは間違いない。

編集長

ただ、昨日会ったような連中のような捉え方の『趣味』というのは、人間としての教養や、見識を広げたりする意味においてはどうなのかと疑問に思ってしまうんだよな

ナルミ

みんな、趣味と暇つぶしがごっちゃなんですよ、きっと。

編集長

何もわざわざ絵画鑑賞やら、釣りやら登山やらを始める必要はねぇんだ。

編集長

ただ、趣味が音楽鑑賞だと言うのならコンサートやライブに実際に足を運んだり…

映画鑑賞だと言うのなら好きな映画のジャンルについて勉強したり、古い名作を見てみたり…

スポーツだと言うのなら実際に自分でやってみたりだとか、もう少し突っ込んでみれば人間的な成長にもつながるだろうに……。

——–少しでも好きだと思うものだったら、せっかくだったらツッコんでみればいいのに……。
というか、ツッコむ魅力も感じられないものに時間をかけるなんて、何だかバカバカしくない!?

ナルミ

何となくやってるんじゃなくて、本格的に趣味に向き合っている人ってカッコ良くも見えますよね。

ナルミ

趣味が高じて特技になったり、仕事になったりしている人なんて、憧れちゃいます

編集長

趣味を通して『自分が豊かになっていく』っていう過程が、カッコ良く見えるんだろうな。

編集長

浅く、表面的になぞるんじゃなく、少し深く突っ込んでみると、意外な驚き・発見があったり、そこで新たな人との出会いがあったりするから、大人にもなるし

ナルミ

そう考えると、趣味とか、趣味への向かい合い方って、その人を判断するひとつの材料でもありますよね。

ナルミ

意外な趣味を持っている人って尊敬のまなざしで見ちゃったりするし、名刺をもらう以上に効果があるかもしれないですね!

編集長

おぉ、面白いことを言うなぁ。
その通り!

編集長

 その昔はお見合いの席では『ご趣味は?』が会話の糸口だったっていうのは、そういうことなんだよなぁ。

編集長

今だって、合コンやお見合いパーティでは、趣味の話題はコミュニケーションの格好の材料だろう

——–趣味って、その人を写す鏡でもあるんだなぁ。
それに、何が好きかとか、どんなふうに向き合っているかとか、それにどのぐらい時間と労力を費やしているかって……何となくだけど、「人」と向き合うときと共通するものがあるような気がする。

ナルミ

うーん、たかが趣味、されど趣味……ですね

編集長

ところでお前は何か趣味はあるのか?

ナルミ

ふっふっふ…
よっくぞ聞いてくれました!

ナルミ

私の趣味は話すと長いですよ~!

編集長

お、おお、頼もしいじゃねぇか。何なんだ一体

ナルミ

私の趣味はズバリ、家庭菜園!あ、だからって、他の「ちょっと家庭菜園始めちゃった~」みたいな、フツーにベランダで野菜作ってる人だと思わないで下さいね!例えばですね、家庭菜園に向いてる野菜とそうでない野菜とがあって、ほら、都会だと気候的に湿気が高かったり、日影が多かったりする訳じゃないですか!だから私はそう言う事にも気を配って…

編集長

…………………………。

ナルミ

あ、そうそう!私、土にもこだわりがあるんですよ!土が変わるだけで、野菜って全然味が変わったり、育ち方が変わるんですよ!こないだ、連休があったじゃないですか?あの時、実は私、長野県まで土を採りに行ってきたんですけど、それで育てた野菜たちが、ちょうど食べごろになってきて…ああ、頃って言えば、季節によっても差があってですね……

編集長

わ、わかった、わかった!
俺が悪かった!

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